いしかわゆきさんの「書く習慣」をご紹介します。
この本は私がブログを始めるきっかけになった1冊でもあります。
「書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜 」について
著者・いしかわゆきさん
著者であるいしかわゆき(ゆぴ)さんは「生きづらい世界をいい感じに泳ぐ」をテーマに、コラム執筆、イベント登壇、書籍執筆などで活躍されています。
noteにて「ゆぴの10分日記」「”書く”が好きになる文章マガジン」を更新するめちゃくちゃ一般人(本人談)です。
「書く習慣」要約
「自分日記」で思いを言葉に変えていこう
「自分の思いをうまく言葉にできない」
そんな人は、才能がないわけではありません。思いを言葉にする練習が足りていないだけです。
生まれてきた感情を言葉に変え、定住させるツールが「自分日記」です。
「自分日記」のルールは簡単。日常の中で感情が動いた出来事があれば、それをメモするだけ。
ポイントは出来事と一緒に、その時の感情「モヤモヤ度」を書くことです。
モヤモヤしていることを全て書き出します。誰に見せるものでもないので、その時感じたことを全て書き出しましょう。
「これでもか。もうこれ以上は無理」と書きなぐった文章は、ありのままの「本音」の言葉たちです。
感じたままを言葉に変えていく練習を積み重ねていけば、自然と言葉が出てくるようになります。
まずは「本音を言葉にする」練習をしてみてください。
「落ち着いたらやろう」は絶対にやらない
なにかを始めようと思っても、なかなかできない人は「とりあえず始めてしまう」のが、一番オススメです。
「落ち着いてからやろう」というのは永遠に始まりません。落ち着いたとしても、別のタスクが発生したりやる気がなくなっていたりと、結局後回しになるパターンが多いのです。
なにか思い立った時は、とりあえずその日のうちに始めます。その時の「今やりたいんだ!」という勢いのまま、最初の一歩を踏み出してみるのです。
「とりあえず始めてみて、あとは走りながら考える」。準備も大切だけど、足りないものはあとから補えれば大丈夫です。
どんなに「ヘタクソ」でも結局は書いたもの勝ち
誰かに読んでもらいたいなら「ちゃんと世の中に公開した」側に行かなくてはなりません。
書けば誰かの目に留まって、なにかが始まるかもしれない。
でも書かなければなにも始まらない。
「書くか書かないか」ただそれだけなんです。
なんでもいいからとにかく書きたいことを書きたいように書く。たとえヘタクソでも、思い切って公開する!そうすれば自分でも想像もしていなかったキャリアが開けることもあります。
ただ一つ注意したいのが、いくら書きたいように書くといっても、誰かを意図的に傷つけるようなことは絶対にダメです。
言葉だけで追い詰めることもあるし、一生心に残る傷になることもあります。
意図的に誰かを傷つけないように、言葉選びには細心の注意を。
「書く習慣」感想
「うわ~」と思ったら「うわ~」と書く。その時思った言葉で書けばいい。
文章の書き方だとかフォーマットなど、ネットや書籍にはいろいろな文章術があふれています。
これらはもちろんとても参考になります。ですが、以前の私は情報が多すぎてどう書けばいいのかわからなくなっていました。
そんな時読んだのがこの本でした。「気軽に書けばいい」「きれいにまとまった文章でなくてもいい」と後押しされて、気持ちが楽になったのを覚えています。
この本を読んでいなかったら感想をアップしようとは思っていなかったでしょう。
上手く文章が書けない時に、「上手く書かなくてもいいんだよ」。といってくれるこの本は何度も読み返したくなります。
「書く習慣」まとめ
1.「自分日記」で思いを言葉に変えていこう
2.「落ち着いたらやろう」は絶対にやらない
3.どんなに「ヘタクソ」でも結局は書いたもの勝ち
とにかくその時思ったことを書こう!そして世間に向けて発信しよう。そうすれば誰かの琴線に触れることもある。
最後に、この本の巻末には『「書く習慣」1ヶ月チャレンジ』と題して、30個のテーマが載っています。テーマが決まっていると意外と書けたりします。
気になる方はぜひ挑戦してみてください。
それでは、今回はここまで。