アバタローさん著「自己肯定間を上げるOUTPUT読書術」を紹介します。
「OUTPUT読書術」について
著者・アバタローさん
アバタローさんは書評YouTuberで、2024年6月現在で登録者数46万人になるチャンネルを運営中です。自身のチャンネルを通じて、読書の楽しさを伝えることを生きがいとして、配信活動を続けています。
「OUTPUT読書術」はそんなアバタローさんが「読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる」ように、具体的なアクションが紹介されています。
「OUTPUT読書術」要約
本の内容が脳に蓄積されないワケ
せっかくお金と時間をかけて本を読んでも、内容をほとんど覚えていない。その主な原因は次の3パターンが考えられます。
1つ目「興味や関心のないジャンルだった」
話題の本だから、有名人が書いた本だからと、興味や関心のないジャンルの本を選んでしまった。そんな外発的要因で読んだ本は、ほとんどの場合忘れてしまいます。
ここでは省きますが、興味のないジャンルを選んでしまわないように、失敗しない選書方法も詳しく紹介されています。気になった方は是非買ってみてください。
2つ目「内容が難しすぎた」
どんなに素晴らしい著書でも、自分が到底理解できない内容が書かれた本では、ほとんど頭に入ってきません。当然記憶にも残りません。
そんな時は迷わず損切りです。自分のレベルに見合った本を選びなおしましょう。
3つ目「集中力が切れた状態で読んだ」
集中できない状態で読書をしても、興味のあるジャンルだったとしても、記憶に定着しにくくなります。
そんなときは、集中できる環境を整えることです。
スマホなど気が散るものは見えない場所に置く。手元にあるのは本とマーカーペンと付箋だけにしておくなどです。
また観葉植物などは集中力を高めるといわれています。本を読むときには植物を近くに置いたり、写真を置くなどするとパフォーマンスも高まります。
付箋に「役割」と「枚数制限」を設ける
OUTPUT読書術を効果的するために、付箋に重要な2つの役割が与えられています。
1つ目は「明確な役割」を与えること
重要だと思う個所に付箋だったりペンで印をつけている人も多いと思います。
ですがペンと付箋に役割を与えないまま、ドンドン印をつけていくと、それぞれの役割が重複してしまいます。そうすると本当に重要だと思う情報が整理しにくくなってしまいます。
そこでそれぞれに明確な役割を与えます。
ペンは「著者にとって」重要な個所
付箋は「読者にとって」重要な個所
こうすることでペンと付箋の役割が明確になります。
2つ目は「枚数制限」を設けること
各章を読み終わるごとに付箋を一枚貼る。読み終わったら記憶に残しておきたいポイントを3か所に絞る。最終的に厳選したポイント3か所(3枚)を残す。
その3枚は考え抜いて選んだ「自分にとって大切なこと」が記されています。枚数を制限することで自分にとって本当に必要な情報はどれか?を選び取るセンスも鍛えられます。
アバタローさんは3枚までというルールにしていますが、自分に合った上限枚数を設ければいいとのこと。私としては章の半数(全4章なら2枚、5章なら2~3枚)がやりやすい枚数だと思いました。
「終わりの時間」を意識する
読書に限らずINPUTをする時は、時間制限を決めて「終わりの時間」を意識することが大切です。人は与えられた時間を、最後まで使い切ってしまう存在だからです。
読書をする時は3時間で読む。新聞を読むときは15分。このように「この作業は何分でやる」と決めておけば、適度にプレッシャーをかけて集中力アップにもつながります。
実践しているOUTPUT読書術
「終わりの時間」を意識する
終わりの時間を意識するために、「ポモドーロ・テクニック」をやっています。
ポモドーロ・テクニック
①タイマーを25分に設定して作業を開始する
②タイマーが鳴ったら、5分程度の休憩をとる
③4~5回に1回は、15~30分の長めの休憩をとる
こうやって終わりの時間を決めておくことで、以前よりもダラダラ作業は少なくなりました。
またタイマーをセットしておくことで、「ネット検索をしていたはずなのに、気付いたら動画を見ていた」というような状況もリセットできます。
「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」まとめ
今回はアバタローさんの「自己肯定感を上げる読書術」についてでした。
・本の内容が脳に蓄積されないワケ
・付箋に役割と枚数制限を設ける
・終わりの時間を意識する
他にも、効果的なOUTPUTをする上での基本方法、表紙と帯と目次から仮説を導き出す方法など、紹介されていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
それでは今回はここまで